
住宅ローン借り換えの手続きはどんな流れ?必要な準備や注意点を紹介
住宅ローンを利用している方の中で、「今よりも返済額を減らしたい」「利率が高いままになってしまっている」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。しかし、借り換えの手続きや流れが分からず、一歩踏み出せない方も少なくありません。そこで本記事では、住宅ローン借り換えの手続きの流れや必要書類、期間や諸費用、注意点まで一連の流れを分かりやすく解説します。安心して第一歩を踏み出すために、お役立てください。
借り換えの流れを把握しよう(住宅ローン 借り換え 手続き 流れ の全体像)

住宅ローンの借り換えには、以下のような一般的なステップがあります。
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 1. 借り換え先選定 | 複数の金融機関を比較し、金利や諸費用を念入りに確認します。 | – |
| 2. 仮審査→本審査 | まず仮審査で概要を確認し、本審査で必要書類を提出。 | 約1〜3週間(仮審査含む) |
| 3. 旧ローン繰上返済連絡 → 契約 → 融資実行 | 新ローン契約後、旧ローンを完済し、抵当権の手続きを行い、融資が実行されます。 | 約1〜2週間 |
仮審査と本審査には、審査基準や手続き方法が異なる場合があります。仮審査は申告情報をもとに判断され、本審査では提出書類による確認が行われます 。審査全体では1か月程度で完了することが多いですが、書類不備などがあるとさらに時間がかかることがあります 。
本審査通過後は、現在お借り入れ中の金融機関へ「全額繰上返済」を伝え、新ローンの契約手続きへ進みます。その後、司法書士によって旧抵当権の抹消および新抵当権の設定が行われ、融資実行へと進行します 。
借り換え手続き全体の期間は、順調に進めば1か月程度ですが、SBI新生銀行の事例では1.5か月~2か月かかるケースもあります 。
借り換えを検討されている方は、ステップごとの流れや期間を把握した上で、安心して手続きを始めてみてください。
必要な手続きをステップ別に確認(住宅ローン 借り換え 手続き 流れ)

住宅ローンの借り換えに際しては、手続きが複数のステップに分かれており、それぞれ準備すべき書類や流れを理解しておくことが重要です。以下に、ステップごとに整理してご案内します。
| ステップ | 内容 | 主な必要書類・ポイント |
|---|---|---|
| ステップ①:仮審査(事前審査) | 借り換え先の金融機関に申し込み、仮審査を受けます。 | 収入に関する情報(源泉徴収票など)、返済中のローン情報(返済予定表・残高証明書)、物件情報など |
| ステップ②:本審査(正式審査) | 仮審査通過後、正式に書類を提出して審査を受けます。 | 本人確認書類、収入証明書、現在のローン関係書類(通帳コピー、返済予定表)、印鑑証明・住民票など |
| ステップ③:旧借入先への繰上返済連絡 | 本審査通過後、現在の借入先に連絡し、全額繰上返済の手続きを確認します。 | 必要振込金額や繰上返済手数料の確認が必要です |
| ステップ④:契約手続き | 新たな金融機関と契約を締結します。 | 対面またはWEBでの契約。契約書への署名捺印や入力が必要です |
| ステップ⑤:融資実行(抵当権関連) | 融資が実行され、旧ローンの返済と抵当権の抹消・設定が行われます。 | 司法書士による抵当権抹消書類の受け取り・提出、登記手続き |
これらのステップを円滑に進めるためには、必要書類を事前にしっかり準備し、不備のないよう提出することが肝心です。特に仮審査と本審査との間に必要書類に違いや漏れがないかをチェックし、金融機関からの連絡や案内をこまめに確認するようにしましょう。
手続きにかかる時間と費用の目安

住宅ローンの借り換えにおいて、仮審査から融資実行までにかかる期間は、一般的に1か月程度が目安とされています。例えば「PEX」の情報では、手続きをスムーズに進めれば1か月前後で終えることが可能とされています 。
また、住宅ローン借り換えにかかる諸費用の主な項目とその目安は以下の通りです。三井住友銀行やSBI新生銀行などの情報を基にしています。
| 費用項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 印紙税(契約書貼付用) | 借入額1,000万円超~5,000万円以下は2万円、5,000万円超~1億円以下は6万円 | 三井住友銀行などでの一般的な税額です 。 |
| 事務手数料 | 約3万円(税抜)または借入額の一定% | 金融機関によって異なります 。 |
| 抵当権抹消・設定費用(登記関連) | 借入額の約4%+司法書士報酬 | 登記費用が必要です 。 |
これらに加えて、保証料やフラット35への借り換え時には物件検査手数料(約2万~6万円)が別途必要になることもあります 。
こうした費用は、借り換えによって得られる利息軽減効果を上回る場合、結果として借り換えによるメリットが減少したり、損失となることもあります。総返済額と諸費用のバランスをシミュレーションでしっかり確認することが重要です 。
したがって、時間と費用の目安を把握し、余裕を持ったスケジュールで準備を進めることをおすすめします。
手続き成功のために押さえておきたいポイント(住宅ローン 借り換え 手続き 流れ)

住宅ローンの借り換えをスムーズに進めるためには、審査に通るための条件や申請時の注意点をしっかり押さえておくことが重要です。以下では、特に重要なポイントを整理してご紹介します。
| ポイント | 説明 | 対策 |
|---|---|---|
| 収入・返済負担率・他債務 | 年収に対する住宅ローンなど返済額の割合(返済負担率)が審査で重視されます。他ローンの残高や支払い状況も審査に影響します。 | 返済負担率を抑えて、他のローンがあれば事前に整理・完済を検討します。 |
| 健康状態(団体信用生命保険) | 借り換え時には再度団体信用生命保険に加入する必要があり、健康状態に問題があると加入できず借り換えが難しくなる場合があります。 | 健康状態に不安がある場合は、早めに金融機関へ相談して対応策を検討します。 |
| 住宅ローン控除とのバランス | 借り換え後の返済期間が10年未満になると住宅ローン控除が受けられなくなる可能性があります。また、借入額や諸費用の増減によって控除額が変動することもあります。 | 控除の適用条件を満たすよう返済期間を調整し、借り換え後の控除対象額を再計算します。 |
まず、金融機関の審査では年収はもちろん、返済負担率のほか、マイカーローンや教育ローンなどの他債務、支払いの延滞状況もチェックされます。返済負担率が高いと審査に通りづらくなるため、必要に応じて他のローンを整理しましょう。
次に、健康状態も重要です。借り換え時には団体信用生命保険への加入が求められますが、病気の有無や加入の可否によっては借り換え自体ができない場合がありますので、体調に不安がある場合は早めに金融機関に相談しましょう。
さらに、住宅ローン控除の適用についても注意が必要です。借り換えによって返済期間が短くなると控除を受けられないケースがあるほか、借換後の残高や諸費用の増減によって控除額が変わります。そのため、返済条件や控除の要件を整理した上で、控除対象額を正しく算出して判断ください。
これらのポイントを押さえておけば、審査段階でのつまずきを防ぎ、借り換え手続きをより確実に進めることができます。ご自身の状況に合わせた準備をしっかり行い、安心して手続きを進めましょう。
まとめ
住宅ローンの借り換え手続きは、事前の準備や必要書類、各ステップの流れを知ることで、スムーズに進められます。仮審査や本審査、旧ローンの繰上返済など、順を追って対応することが重要です。また、手続きにかかる期間や費用の目安も把握しておくと安心です。迷いや不安がある方も、ポイントを押さえて準備すれば、スムーズな借り換えが期待できます。まずは自分に合った進め方をイメージして、余裕を持って手続きに臨みましょう。
